飼育員になるには!

動物の飼育員を目指すあなた、
飼育員として成長したいあなたにとって
多くの気付きがあるナビになることを
願っています!
「動物が好き」なだけでは続かない、
たくさんの命に関わる仕事です!

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プロフィール その2

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幼少期はやはり動く生き物に直接的に興味を持った時期でした。
しかし年を重ねるにしたがって、生き物そのものに加えて、彼らが暮らす自然環境に対してとても興味を持つようになりました。

中学校時代は部活に明け暮れあまり勉強をして来なかっただけに、高校は市内の平凡な公立高校に入学しました。
3流校だっただけにここでも勉強はあまりせず、部活に明け暮れ…。
一応目標にしていた国立大学には現役では合格できずに一浪しました。

一生涯でもほとんど記憶にないくらいに勉強に打ち込んだ浪人1年を経て、何とか志望大学へ入学しました。ここは動物のことが学べる畜産系の大学です。

高校の時には学年1番を譲らなかった教科がほんの少しありました。
理系の私でしたが、日本史と古典はいつもトップ。そして「生物」
生き物の基本的な知識は高校で身に付きました。
興味のあることは苦も無く身つきました。
「好きを仕事に」と巷では言われていますが、動物好きというだけでは仕事にならないことは働き始めてしばらくしてから気が付きました。

一年間浪人しましたが、後で振り替えると貴重な体験期間でした。
「浪人」とはよく言ったもので、高校生でも大学生でもなく、身分は不確定…。
本当に宙ぶらりんの状態で、いつも焦りと不安を強く感じていた1年でした。

でも予備校に通っていたので学生証があり、それを見せるとどこでも学割でした (笑)。
よく予備校帰りにリバイバルの映画を気晴らしで見てから帰りました。
1本100円でした(笑)。

浪人の予備校時代に一番印象的で勇気付けられた一言があります。
生物の先生がよく言っていました。
「皆さん、長い人生浪人の1年2年がなんですか!社会に出ればそんなものは
一切関係ありません!」

まあ、あとになって見れば言われる通りなのですが、何せ浪人中は崖っぷち。
もう1年浪人してしまったらと思うだけで奈落の底に落ちて行く感じでした。

晴て大学へ入学! 一番うれしかったことは親元を離れたことですね。
これが一番!下宿生活が始まったわけですが、毎晩酒とマージャンの繰り返しで、朝一番の講義はほとんど受けたことがありませんでした…。
でも4年間で無事卒業しました!
 
就活は大学4年に入ってからです。
今のように3年生から実施は不可でした。
やはり第一に希望していたのは、野生動物の飼育員です。

電話して履歴書を送っては返事を待つ。 

今のようにインターネットが普及しているときではなかったので、情報に乏しく学校に張り出される求人票を待っていては絶対に仕事は見つからないと、自分で行動していました。思い立ったらすぐ行動。これは今も変わりがありません(笑)。
 
行動すると失敗もたくさんしますが、結果的にはこの失敗からたくさんの学びがあるのです。ですから、失敗を恐れて行動しないことが一番ダメ!
…っと、話がそれました。

動物飼育施設へ電話しては履歴書を送ることを続けていると、1社から面接するとの返答をもらいました。これと並行して、家畜関係の会社から大学へ求人があり、これも受けてみることにしました。
ですがこちらは実は学校推薦…。学長と学部長から推薦状をもらって受けるので落ちることはありません。
面接も世間話で終始し、やはり結果は内定。

その後面接があった動物飼育施設でも、
問われたことに自論で臆せず返答した結果内定

予期せず内定を2社から頂いたわけです。
1つは学校で学び取得した国家資格も私使用できる、今まで勉強が生かせる家畜の飼育施設。もう1つは幼少時から深い興味を抱いていた野生動物飼育施設。
どちらも初任給は聞きませんでしたが、給料は家畜飼育施設が断然いい。

ここで私が出した結論は…

給料の安い野生動物施設の会社でした。
 
家畜は何万年という人間との歴史において、人間にとって利用する命になった生き物です。一方野生動物は未だに人間とあまり関わりを持っていない未知な生き物。
興味が尽きない野生動物の世界を、私は選んだのです。

しかし、入社してみると基本給はなんと、6万円でした…(笑)。 

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