プロフィール その4

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新しい施設が出来て、そこと元の施設との両方を管理運営することになりました。
かなりの激務です。まあ、建設に至るまでも両方を行ったり来たりしていましたので、
その点ではあまり変わりはなかったのですが、やはり動物の飼育管理においては、
新しい施設にはそれ相当のベテランがまだ存在していなく、大変でした。

新しい施設が出来たことで、これをきっかけに元の施設の飼育改善も抜本的に実施したいと思いました。

ただ、この時には元の施設の経営が下降になり思い切った投資が出来ない状況になってきました。実施したいことが出来ない…。

ただ、いつか出来る日のために提案は随時継続していましたが、これが退社するきっかけになったのです。

オーナーと話せば話すほど離れて行く生き物の生命観。
生命観が異なれば、どんな形作りを実施するのかも当然かみ合いません。
そして溝は深くなる一方。取り戻せない状態にまでなっていました。

オーナーと現場責任者で方向性が異なる…。
各現場の社員にしてみると、「どうしたらいいの?」ですよね!
結局、最終的にこちらが去るという結論に達しました。長男が大学に進学した年でした。

さあ、辞めると決めた時から転職先の模索です。
今のように、IndeedやRecruitなどがまだまだ発達していない時代です。
一応その時にあった求人サイトなどは確認して、登録もしてみました。
が、続けて行けそうなもので、しかも今までの年収に近いものなどそうそう簡単に見つかるはずもありませんでした。
 
若い時から一緒のあこがれを抱いていた仕事の一つが「漁師」。
でもこれにはいろいろ高いハードルがあり、断念。
重機を含めていろいろな運転にも興味があり、いくつか免許も持っていましたがそれも…。

年齢も40歳代半ばでは、求人もなかなかありません。そりゃーそうですよね。
会社の役員までやった中年なんか、雇いたくないですよ~。

最終的には、「この社長なら」という会社を探すことにしました。
業種は動物関係でなくても今まで自分が得てきたことを何かの形で生かせることがある、との想いで探しました。
 
そして1社に絞りその社長宛てに長文の手紙を出しました。
自分の経歴とやってきたこと、そしてあなたの会社で働きたいという意思。

手紙を出して3週間ほど経ったでしょうか。
携帯に電話が来ました。「面接します。」とのこと!
結果的に面接と適性検査を実施しましたが、どうも形式的なものだったことだと、入社後にわかりました。私からの手紙を読んだ社長さんが、即決して「採用しろ。」と。

これで転職。
さてこれからどうなるやら・・・。

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