動物園や水族館の飼育員にはいくつかの「あるある」があります。
どんな業界にもあるとは思いますが、その中でも飼育員としての「あるある」をいくつか紹介します。
飼育員はいつも長靴
動物園の飼育員も水族館の飼育員も、家畜施設の飼育員も基本的にはみんな長靴を履いて作業をしています。
もちろん暑い夏でも寒い冬でも、晴の日でも雨の日でも…。
飼育員は水を使うことが多いので、比較的丈の長い長靴を履いています。
丈夫で破れにくく、靴の裏はすべりにくいものを選びますが、長靴ですのでその中は相当蒸れます。
以前いた動物園では、とても汗かきな後輩がいました。
特に手汗や足汗がやばい…。
暑い日の作業終了後に詰所に戻ってきた飼育員はみんな汗びっしょり。
ですがこの後輩は、ひざから下が汗でびっしょり。
ということは、長靴の中もびしょびしょ。
こんなことが毎日ですので、彼はあっという間に水虫になりました。
毎日風呂に入ってもどうしても「臭い足」にもなりますし、水虫にもなりやすくなってしまいます。
これは、男性も女性も…。
ご注意(笑)!
上腕二頭筋がすぐに発達してマッチョに!
どんな施設の飼育員もほぼ肉体労働で、餌や糞など重いものを持つ機会が多いです。
体力的、筋力的に「きつい」業務が多いため、飼育員を目指す方は今から体力作りをしていた方がいいでしょう。
ですが実際に飼育員として働きだすと、数か月後には自分の腕とは思えない発達した上腕二頭筋を見ることになるでしょう。
他の筋肉よりも目立ち、使う筋肉であることで、最初はとても大変できついと感じますが、体が作業に慣れてくるとどんどん腕が太くなり筋肉が太くなっていきます。
これは男性も女性も…。
春に入社した女性飼育員が、夏にノースリーブを着られなくなるとよく聞きます。
ご注意(笑)!
優秀な飼育員は移動ではなく、移籍する
動物園よりも水族館の方が多いように感じますが、数年勤務した水族館から他の水族館へ移籍する方がいます。
「あれ?いつ移ったの?」
今まで働いていた施設に勤務しながら情報を得て、他の施設の採用試験を受けて移籍する人。業務拡張をするから手伝ってほしい、と他の施設から声を掛けられる人。
きっかけはひとそれぞれですが、他の施設から声を掛けられるということは、以前の施設でもひときわ目立っていた優秀な方だったということでしょう。
本州の水族館では採用時は3~5年の契約社員として入社し、この期間に実力と実績を付けて契約終了前に他の施設の採用試験を受ける方がたくさんいます。
一度この業界に入っていれば、他の施設の採用募集情報は圧倒的に入ってきます。
飼育員として他の施設に移籍してもこの業務を続けたい方はまず何がなんでもこの業界に入って仕事をすることがいいかもしれません。
動物園から動物園へ、水族館から水族館へ移籍する人が多いようですが、動物園から水族館へ、水族館から動物園へ移籍する人も少数ながら存在します。
飼育員は年中長靴なので、足が蒸れる。そして肉体労働なので腕はマッチョ!日焼けもするし、重いものを持つので腰痛持ちが多いのも事実!
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