まだまだあります。
チョウチョやトンボは幼虫を捕獲して育て、時には越冬させて羽化させます。
やはり羽化後は野外に放すため、その羽化時期の見極めが非常に重要でした。
どうしても屋内で飼育していると野外よりも暖かく、成長が早かったり越冬開けが早かったりします。
それでは野生の状態に合わず、花が咲く前に羽化してチョウチョにとっては災難になってしまったり、時には時期が遅すぎて晩秋になってしまったり…。
やはり自然はすごいなあ、といつも思っていました。
釣りが好きで近くの川で釣ってきたフナを飼育したり、二ホンザリガニと採取して繁殖させたりもしました。
フナは比較的強い魚で、家まで自転車で30分かかりましたが、祖父からもらった竹で編んだ四角いビクの中にたくさんフキの葉を敷き詰めてそれを濡らした上に魚を載せて来ても、ピンピンしていました。
二ホンザリガニはなかなか難しい。
何せ水温が低い。水温を冷やすためにどうするか?
今はいろいろな器具がありますが、私が小学校のときには、エアーのためのポンプやヒーターくらいしかなかった。
水を冷やすことはとても困難でしたので、氷を適時入れました。
でもこの氷、1日汲み置きしてカルキを抜いた水で凍らせたもので、そこに配慮して作った氷を入れていました。
でも夏にはすぐに溶ける。
結局水温が上がり自宅では飼育継続出来ずに採取場所へ放流…。
うーん、野生の生き物は難しいです。
家の軒下で巣を作っていたスズメのヒナが落ちていて、それを育てたこともありました。
思い出すと冬以外は常に数種類の生き物がケースの中にいました。
すべて飼育は毎日毎日観察して記録して、自分の肌間で覚えました。
小学校5年生の時、友人宅でイヌが生まれたと聞き、ずっと反対されてきましたが、初めてイヌの飼育を開始しました。
その時の話はまたいずれ…。
チョウチョのサナギは、太陽光が当たる時間で羽化が決まる。人工的に光を当てることで、羽化のタイミングを操作出来てしまう。
それは自然に反するよね!
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