飼育員にとって必要なことは体力をつけておくこと

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飼育員の仕事と言えば、獣舎の清掃や飼料運搬、餌作りとなど基本的に重労働です。

「きつい」「汚い」「危険」という3拍子揃った飼育現場は、「3K職場」と言われていました。
これは基本的に今も変わりはありません。

大きく変わったことは、飼育日誌みたいに毎日記載するものは、
「手書き」から「パソコン」になったくらいでしょうか。

動物園や水族館の飼育員は、この「3K」に加えて、給料が安いし臭いし…。
でも飼育員になりたいという人は、時代問わずに多く、最近ではまた増加傾向です。

悪条件が揃っている職種なのに、何故人気の職業なのでしょう?

きっと、人間以外のたくさんの命に関わる、人生をかけても惜しくない職業だからでしょうね。

体力的にも精神的にも「きつい」職種において、
やはり1日中動き続けられる「体力」が必要です。

一晩で排出したたくさんの重い糞を人力で運び出す。
たくさんの重い餌を切り分ける。
運送業者さんが運んできてくれた資料を冷蔵倉庫へ運び込む…。

機械化されている施設もありますが、その多くは今も手運びですので、
かなりの筋力も必要になってきます。

私が動物園業界に入った30数年前には、こういった体力的なことから、
全国的にも女性の飼育員はほとんどいませんでした。

中でも、上野動物園の園長も務めた「増井光子さん」は、
女性飼育員兼獣医師の草分け的な存在で、
女性飼育員の目標になっていた方でした。

今は動物園も水族館も女性飼育員がたくさんいますが、
やはり体力的筋力的には男性飼育員の方があるので、
自分にあった体力作りを実施することをお勧めします。

中学校や高校時代に、体育会系の部活動を続けていた方であれば
きっと体力も筋力も自身があるだろうと思います。

自宅で腕立て伏せや腹筋を行ったり、ストレッチしたり、
ウォーキングやジョギングなど

自分のペースに合わせて実行し続けると、徐々に体力も付いて来ますので、
継続してみることがいいでしょう。

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