公的な施設であっても、私的な施設であっても、動物園や水族館の飼育員の採用試験では、最終的には面接が実施されることと思います。
面接は何のために行うのか。
学校では面接の練習などを実施することと思いますが、面接の質問に対する「答え」はありません。
面接の目的は、「この人はどれだけの知識を正確に持っているか?」ではなく、「この人はいったいどういう人か?」を知るためのものです。
ですから、答え=正解はないのです。
そして元気よくはきはきと答えることですね。
返答の内容は、野生動物を見習って個性的であってほしいです(笑)。
「〇〇について、どう思われますか?」という質問に対して、「私は、~と考えています。」で言いわけで、どうしても正しくたくさんの知識を返答しなければならないと思いがち。
受ける施設の考え方と、あなたの考え方が違っていたらたとえその施設で採用されても続けて勤務することは非常につらいものです。
採用した企業側も同じ。
ですから、企業と受験者がマッチングしたときには合格。
あなたが働きたいと思っている施設は、どんなところでもいいわけではないはずです。
合格したいがために、自分を偽って背伸びした返答をしても、それは本当の自分ではないので、すぐにメッキははがれます。
例えば、私が面接の時によくする質問があります。
「あなたが大切にしているものを5つ教えてください。」
あなたなら何と返答しますか?
この質問の意図は、その人の価値観を知る質問です。
ですから、私なら、
「時間、お金、家族、友人、自分の信念、目標、生命観、環境…」
価値観は人によって、育ちや環境によって違いますが、動物園や水族館という、たくさんの命に関わる責任がとても重い仕事をする上で、この価値観があまりに異なっていない方はいいわけです。
そして応募したあなたも、自分の価値観と同じような企業や施設で働いた方がやりがいもエネルギーも多分に注げるので幸せです。
個性豊かな人材を探し、面接します。だから、思っていることをそのまま素直にはっきり言えばいい!
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