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水族館はどうやって今の水族館になったのか

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現在は全国各地の海沿いや都市部でも存在する水族館ですが、その成り立ちはとても古く、約2,000年前にさかのぼります。

2,000年前のローマ帝国にはすでに水族館があったと言われていますし、西暦79年にベスビオ火山の噴火で埋まったと言われている「ポンペイ」にも石で作られた水槽や池の跡が発掘されています。

これらは「アクアリオ」と呼ばれ、現在の「アクアリウム」の語源になってます。

また紀元前2,500年のバビロニア文明に、シュメール人が淡水の魚を飼育していたことが
記録としては最古だと言われており、中国でも紀元前1,000年以上前には「コイ」を飼育していた記録があります。
日本国内の河川や湖沼に生息しているコイは、実は在来種ではないのです。

観賞用として魚を飼育するようになったのはそのずっと後のようで、ヨーロッパでも16~17世紀頃と言われていますので、動物園の成り立ち時期と同じ時期のようですね。

近代に入り「水槽」としてガラス越しに魚を鑑賞するようになったのは、1853年、ロンドンのリージェントパーク内に出来た「ロンドン動物園」だという説と、1830年にフランスのボルドーに出来てことが最初という説があります。

いずれにしても今のようなたくさんの水槽が並んでいるいわゆる「水族館」ではなく、
水槽が数基並んでいる小規模なものだったようです。

日本では1883年、上野動物園の内部一角に出来た「観魚室(うをのぞき)」が最初です。ここでは片側にガラスがはめ込まれている現在と同じような形の水槽に、
キンギョやコイ、フナなど地元の魚を飼育して展示していました
その他にはカエルやイモリ、イシガメやクサガメの他、ヤドカリなども展示していたようです。

1900年には日本で最初の営利目的の水族館が東京浅草に出来ました。
当時は相撲や歌舞伎と共に、一気に人気の施設になっていったようです。

今全国には約70~80くらいの大小の水族館が存在します。
日本は北から南に長い国で、気候風土も非常にバラエティに富んでいます。

それぞれの地域性にあった展示に趣向を凝らしています。

きりらび
きりらび

諸説あるけど、水族館はもともと動物園の一部だった。

それが後に水に関わる生き物を集めて飼育する「水族館」に変わっただけ。本質は動物園も水族館も同じ!

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