世界中で200種類を超えるイヌ。
それぞれに卓越した能力を受け継いでいますので、様々な場面で活躍し、人の手助けをしてくれています。
シェパードは大型で力が強く、嗅覚に優れていますので、「警察犬」と言えばシェパートですね。
勇猛果敢に犯人にも向かいますし、救助にも向いています。
ビーグルは他種に比べて臭覚に優れていて、しかも小型で動きが機敏であることから、
国際空港内で麻薬探知犬や検疫犬として大活躍しています。
小型のわりには体形ががっちりしていて体力もあり、とても頼もしい存在です。
ボーダーコリーは眼圧が強く、動きが非常に機敏で走ると早く、牧羊犬として広い牧場を駆け回ります。
動いているものを追いかけたいという気質が強く、ペットとして飼育している家庭では
それを制御できないことがよくあります。
運動量も豊富に取ってあげないと体力を持て余し、ストレスで家の中のものをかじって壊したりしてしまうこともあります。
散歩中に、自転車を追いかけて乗っている人にかみついてしまうこともありますね。
ボーダーコリーがヒツジを追うときには眼光鋭くにらみ、ヒツジの動きを先読みして回り込む運動量によって追いますが、
大型のニュージーランド・ハンタウェイはとにかく吠えて吠えてヒツジを追い立てます。
グレート・ピレニーズは超大型犬で真っ白です。
ハンタウェイやボーダーコリーが牧羊犬として活動している一方で、グレート・ピレニーズは体が大きい割には非常に繊細で、家畜の番犬として重宝されていました。
そして日常的にわりと目にするイヌが、「盲導犬」のような介助的に働くイヌです。
盲導犬、聴導犬、介助犬…。
その代表的な犬種はやはり、ラブラドール・レトリーバーです。
とっても人のことが大好きで、人と一緒にいることが喜びです。
人が行っていることを見て覚え、それほど躾をしなくても一通りのことは出来るようになってしまいます。
ただやはり大型犬。
体重も30㎏近くになりますので、散歩時には一気に走ることを制御していた方が
いいようですね。
働くイヌはそれぞれ訓練所で訓練を積み、実用犬としてデビューします。
警察犬訓練所
麻薬犬訓練所
介助犬訓練所
盲導犬訓練所
このそれぞれの施設に、飼育員兼訓練士として仕事に当たる人たちがいます。
人の命に関わる大切な役割を担うイヌ。
イヌの個性に合わせて、一人前に実務出来るように行う訓練は、「可愛がる」だけでは続けられない厳しい仕事です。
イヌのはそれぞれ飛びぬけた能力がある。
それを生かしていろんな仕事をしているんだね!
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