地球上の野生動物が絶滅の危機に瀕している

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動物園や水族館で飼育展示している動物達のほとんどが、野生種です。

野生動物を間近で見ることで、彼らが生息する環境にも想いが及び、簡単に行けない地球の裏側の環境へも気付くきっかけが多分にあります。

動物園で飼育しているゾウやキリンを間近で見ると、その大きさにまず圧倒されます。
「アフリカにはこんなに大きな動物がすんでいるんだ。」
「アフリカってどんなところだろう。」
そんな想いを、身近な動物園で感じることが出来ますね。

その動物達ですが、地球全体でどんどん絶滅の危機に瀕しています

地球上の生き物は約214万種と言われていますが、その中で絶滅危機に瀕している
約3万1千種は、「レッドリスト」としてIUCN(国際自然保護連合)が規定しています。

この中には哺乳類約6千種のうち、約1,300種も含まれています。
哺乳類全体の約22%が絶滅危機にあるということです。

絶滅の危機に瀕している動物たちの規定は、WWFのホームページに詳しく書かれています。

レッドリストは、国際的に規定しているもの、国内的に規定しているもの、地域的に規定しているものなど細かく分かれていますが、いずれも一般の方々にも公表して認識していなければ、どんどんいなくなってしなう種が掲載されています。

日本国内でもレッドリスト種として規定し、植物も含めて絶滅危機の生き物について
守ろうとしていますが、これとは別に環境省は「種の保存法」の規定種も設定しています。

「種の保存法」規定種はレッドリスト種に比べてまだまだ規定種が少なく、もっともっとスピードを上げて規定する必要があると思っています。

そもそも今まで生息していた生き物たちが絶滅の危機へ進んでいることには世界中で共通の理由があります。

外来種の移入による固有種の生息環境侵害や、餌となる他の生き物の減少もその理由の一つですが、何といっても地球環境の劣化が一番の原因です。

二酸化炭素の排出により地球全体が温暖化し、極地では氷が溶けだしています。
東南アジアやアマゾンでは、プランテーション農地開拓のために、現地のジャングルが
次々と切り開かれたり、焼き畑によって広げられています。

焼き畑の残り火が森林火災を生み、その排煙は地球の大気圏で広がり、温暖化を進めます。

こういった地球環境全体の悪化により、在来種や固有種がどんどん絶滅危機に瀕しているのです。

30年前には全国各地の動物園で当たり前のように見ることが出来たゴリラやゾウは
今や国内のほんの一部の動物園でしか見ることが出来ません。
きっと今後数十年の間には、日本の動物園では見ることが出来ない動物たちが増えていることでしょう。

事実を知り、それに対応して何かを実行出来るのは、人間だけです。

きりらび

二酸化炭素などの温暖化効果ガスの排出を止めなければ、生き物がどんどん絶滅する。

他の生き物はいなくなるということは人も生きて行けないということ。

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